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なんで敷居を踏んではいけないのか


なんで畳の縁を踏んでは駄目なのか

玄関の敷居や畳の縁など踏むと怒られたことありませんか?

 

時代劇が好きな方ですと畳の下に忍者がいるとか…

 

家紋がある畳は家の特を踏んでいるからとか…

 

門の開け閉めに支障が出るとか…


空想から、物理的なものまでたくさん出てきます!

 

 

しかし、忍者なんて現代にはいませんし、家紋入りの畳はマイナーだし…


壊れたら流石に申し訳ないけど…



うーん? 何故なのでしょうか?

 



ここで玄関を調べてみますと『玄妙の道に入る關門』とのこと

最初に気を通す場所という意味です。

 

…少し難しくてわかりつらいですね。

玄関の役割は外と内の境界であり

外から内へ一番最初に通過する場所で

外から守る一種の結界であると昔の人は考えたわけですね。

 

その敷居を踏んで薄くなったり壊れたりする。

すると、外と内の境界が曖昧になり悪い人やモノが入りやすくなると考えていたわけです。

こう考えていきますと畳の縁なんかも畳と畳の境目、魔が入りやすいと考えたのかも知れませんね。

 

つまり、境界(縁)を踏むと壊れて魔が入る

縁と縁の隙間、すき魔が潜む

というわけなんですね。


また、この境界というものは他にも沢山あります。

有名な逢魔が時

これは昼と夜の境目で曖昧な時間です。この世とあの世の境目が薄くなることで有名で、魔が活発になる時間ですね。

 

ゆく年くる年

これも今年と来年、去年と今年の境目が曖昧になります。

ですから除夜の鐘を鳴らしたり二年参りでお寺の中で安全に過ごすといった意味があります。

 

他にも節分なんかも境目の一種でありますね。

 

このように物質的だけでなく、空間や時間などにも境目があり、それらを昔の人は恐れて暮らしていました。

その時の名残が玄関の敷居や畳の縁などの教えにあるのかと思います。